【水まわりのギモン】シロッコファンよりプロペラファンの方が安い?
こんにちは!大仙広報担当です。
原油価格の高騰やウクライナ情勢など様々な要因が重なり、
電気料金の値上がりが続いています。
そんな世情もあり、弊社で住宅設備機器類の交換を行う際、
「省エネタイプかどうか」を確認されるお客様も増えてきました。
今回は、日常的に使用するキッチンの換気扇・レンジフードの消費電力の違い、
「結局どっちが安いの!?」問題について切り込んでいきます。
シロッコファンとプロペラファンの違い
そもそもシロッコファンとプロペラファンとは何ぞや?という方も多いかと思います。
簡単にざっくり説明すると、
シロッコファンは「羽根が筒状に配置されたファン」のことです。
現在、キッチンの換気設備として設置されるレンジフードは殆どがシロッコファンです。
レンジフードは、シロッコファンを回転させて汚れた空気を吸込み、
接続されたダクトを通して屋外に排出します。
シロッコファンの良いところは、とにかく設置場所を選ばないということ。
ダクトを伸ばせば基本的にどこにでも設置OK!
従来の換気扇(プロペラファン)は屋外の壁に面した場所にしか設置できないため、
キッチンのレイアウトは一般的なI型キッチンしか選択ができません。
シロッコファンの場合は、アイランド型キッチンやペニンシュラ型キッチンなど、
様々なレイアウトに対応が可能です。
一方、プロペラファンは「プロペラと呼ばれる羽根を使ったファン」のことです。
築年数の古い戸建て住宅や賃貸アパートなどでよく見かける形です。
プロペラファンの換気扇は、
羽根が回転して煙やニオイを吸い込む仕組みで、構造はとてもシンプル。
先ほど説明した通り、プロペラファンは屋外の壁に面した場所にしか設置ができません。
屋外に直接つながっているため、
プロペラファンの隙間から虫が入ってくることも…
しかし、構造がシンプルな分、交換費用はレンジフード(シロッコファン)より安めです。
結局、どっちが安いの?
結論から言うと、
シロッコファンの方が安いです。
シロッコファンタイプのレンジフード消費電力 約13W(弱) ~85W(強)
近年は省エネモードを搭載したレンジフードが増えており、
常時換気でも消費電力は約5W程度です。
プロペラファンタイプの換気扇消費電力 約30W
電気代を計算すると、
シロッコファンタイプの電気代(1ヶ月) 約92円
プロペラファンタイプの電気代(1ヶ月) 約551円
※ 電気料金の単価は、従量電灯BやAなど各電力供給会社の家庭向け、
概ね120kWhを超え300kWhくらいまでの第2段階料金を参考にしています。
メリット・デメリット まとめ
プロペラファンよりシロッコファンの方が電気代が安いですが、
換気効率重視・本体価格の安さ優先の方は
プロペラファンがおすすめ(設置条件が限られるので、設置業者へ確認が必要)です。
キッチンフルリフォームをご検討の方
「そろそろ壊れそうだな…」と思っている方
レンジフード交換はぜひ大仙へご相談ください!
インスタでも図解を用いて分かりやすく解説しています https://www.instagram.com/p/Cq9yqo5Pdpl/