理想のキッチンレイアウト

キッチンは、家庭だけではなくオフィスや業務用施設でも「働く場」として重要な空間です。
使いやすさ、効率、安全性を兼ね備えたレイアウトは、日々の作業をスムーズにし、働く人の負担を減らします。今回は、キッチンレイアウトの考え方をご紹介します。
01.キッチンレイアウトの基本「ワークトライアングル」
効率的なキッチンの基本は、「冷蔵庫」「シンク」「コンロ」の3点を結んだ「ワークトライアングル」のバランスです。この三角形の動線が短くなるほど、作業効率が高まります。
02.主なレイアウトの種類と特徴
●I型
【メリット】 【デメリット】
1.省スペースで設置しやすい 1.作業スペースが狭くなりやすい
2.動線がシンプル 2.作業動線が長くなることも
3.コストが比較的安い 3.収納が少なめになりやすい
4.掃除・メンテナンスが楽 4.リビングから丸見えになる場合も
●L型
【メリット】 【デメリット】
1.作業効率が良い(ワークトライアングル) 1.コーナー部分の使い方が難しい
2.調理スペースと収納が広くとれる 2.スペースを多く必要とする
3.複数人でも作業しやすい 3.コストがやや高め
4.解放感と使いやすさのバランス 4.動線が混雑する場合もある
●アイランド型・ペニンシュラ型
【メリット】 【デメリット】
1.解放感が抜群 1.においや油跳ねが部屋に広がりやすい
2.複数人での作業に向いている 2.コストが高め
3.コミュニケーションが取りやすい 3.設置に広いスペースが必要
4.見た目がスタイリッシュ 4.リビング側からキッチンが見えやすい
●U型レイアウト
【メリット】 【デメリット】
1.作業効率が非常に良い 1.設置に広いスペースが必要
2.作業台・収納スペースが広い 2.コーナー部分が使いにくい
3.複数人でもストレスなく作業できる 3.コストが高め
4.高級感・重厚感がある 4.キッチンに閉塞感が出やすい